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選手からのトレーニングの相談について

先月、選手から相談がありました。

「今より体力をつけながら下半身に筋力を強化したいから毎朝、

ジョギングしたほうがいいかな?有酸素運動にもなるし。」

という内容でした。


体力をつけたいと思う選手のモチベーションを配慮しながら、

メニュー内容を別プランに変えなくてはと咄嗟に思いました。


その選手は若い頃に無理なトレーニングの結果、

左膝を故障し手術をしていたため、

ジョギングはあまり勧めたくなかったのです。



彼の性格から、また頑張りすぎて1Kmを5Kmに10Kmに

メニューを自己判断で増やすことが分かっていたからです。


そんな中、彼から水泳の提案がありました。

水中なら左膝に負荷をかけずにトレーニングできるので、

即「それはよいトレーニングです」と後押ししました。



知識として理解しているものの、

トレーナーとしてそれを実証できなくてはトレーナーではないと

常日頃から自分に言い聞かせているので、

私も毎日通うことを決意。



れはどんな実証のための実験のなかで一番きつかったです。



というのはまったく泳げないのです。

5mも進みません。そんな私が水泳の何がいいかを伝えることができないのに

推進はできません。しかし、全然泳げません。


ふと、右のレーンを見ると颯爽と水中を歩く高齢の方。

それなら泳げない私にもできるかもとその列に入り水中歩きを体験。

「えっ!えっ!なんでこの高齢の方は颯爽と歩いてたの?私、全然、前に進まない!」


25mの間隔で歩いていたのにあっという間に追いつかれてしまいました。

これ!すごいです。水中歩行で大きく腕を振りながら少し大股で歩く。


歩くときは目線を5m先をみて前にでる腕や足をまっすぐ前に出すことを意識して、

身体を沈めないようにしながら歩きます。

(身体を水中に沈めると歩行は楽になります)

2時間後、全体の筋肉にだるさはあるものの、呼吸は乱れていない。

2週間後の測定で分かったことは有酸素運動をするので

体脂肪は落ちていましたがたが、筋力はついていませんでした。




もっと飛ばしたい!ダイナミックなスイングをしたいと思う方には

有酸素運動に突貫したトレーニングはあまりお勧めしません。

ただ、今回の選手のように膝や腰を故障している方は、

急な運動をするより、水中で負担をかけずにトレーニングを半年して、

その後、陸上でのトレーニングをお勧めします。

現在の体型にあうトレーニングが必要なので、

もし、ご興味がある方はご予約下さい。



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